宅建士はどんな仕事?資格の概要から仕事内容を解説!

不動産
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目次

宅建士の資格は年間約20万人が受験する人気資格なんです!

宅建士とは、「宅地建物取引士」の略です。宅地建物取引業という、簡単に言うと不動産業に当たる職種で働く人に関する資格になります。

では、なぜこんなにも人気なのでしょうか?

宅建とはいったいどんな資格で、取得するとどんな仕事ができるのか。さらには、どんなメリットがあるのかを解説していきます!

今回は、宅建士の概要についての記事になりますが、勉強法、解説についても続いて書いていきますので宅建士を目指している方は是非チェックしてみてください。

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宅建士とは

宅建士とは、冒頭で解説した通り「宅地建物取引士」の略であり、土地、建物を扱うスペシャリストの事を言います。この資格は、年間約20万人受験しており毎年増えている模様です。

そんな不動産取引のプロである資格ですが、宅建士を取るための試験を宅建試験と言います。(以下、宅建試験)

宅建士を取得すると、不動産の売買、賃貸をあっせんするにあたり、初心者であり知識を持っていないお客様に対して詳しい説明ができるようになります。

宅建試験は毎年10月の第3日曜日に行われています。

新型コロナウイルスの影響で、昨年度の2020年と今年度の2021年については10月と12月の2回に分けて行われていますね。

試験の内容は大きく分けて3科目です。

・権利関係(民法)

・宅建業法

・法令上の制限(その他税)

この3分野から構成されています。詳しくは、不動産適正取引推進機構のホームページをご覧ください。

一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 (retio.or.jp)

宅建士の合格率

気になる、宅建士の合格率ですが毎年約15%~17%の推移で合格しているようです。

年度受験者数合格者数合格率合格点
平成20年209,415人33,946人16.2%33点
平成21年195,515人34,918人17.9%33点
平成22年186,542人28,311人15.2%36点
平成23年188,572人30,391人16.1%36点
平成24年191,169人32,000人16.7%33点
平成25年186,304人28,470人15.3%33点
平成26年192,029人33,670人17.5%32点
平成27年194,926人30,028人15.4%31点
平成28年198,463人30,589人15.4%35点
平成29年209,354人32,644人15.6%35点
平成30年213,993人33,360人15.6%37点
令和元年220,797人37,481人17.0%35点
令和2年

204, 250人34,338人16.8%10月実施分
38点
12月実施分
36点
※令和2年度については、10月実施分及び12月実施分の合計の数値です。

表を見て分かる通り、決して合格者は多くはないですね。それほど、難しい試験と言ってもいいでしょう。さらには、年々合格点が上がっていますね。令和2年に関しては10月試験で38点の合格点となっています。

大体、今までは38点ほどを目指していれば合格できていたのですがそうは行かなくなってきているのですね。

まず、受験者が多い背景としては、学生さんや主婦層にも人気の試験だからです。というのも、受験料が7,000円と比較的安いです。お手頃価格で受けれて年齢制限や受験資格もないため受験するハードルが低いのですね。

さらには、不動産業でお仕事をしている人は宅建士が必須になるので受験します。

中には、どんなものか知るためにや記念での受験、受かったらラッキーくらいの気持ちで受けている人も多いため受験者数が多いのですね。

受験者数と合格者数のカラクリ

先程、受験者において受かったらラッキーくらいの人もいるとお伝えしました。

合格率が15%~17%になっていますが、受験者の中に本気で意気込んで勉強していない人が分母の中に含まれているのですね。

だからと言って、本気で取りに来ている人がどのくらいの割合なのかは定かではないですが、もし本気で取り組んでる人だけの合格率を出したとしたらもう少し合格率は上がるのではないかな?と、私は考えています。

実際私の知り合いにもいましたが、宅建試験当日、試験に申し込みをしているはずなのに仕事している人もいますからね(笑)

何が言いたいのかというと、本気で取り組めば宅建士は必ず取れるということを言いたいわけです!

宅建士のメリットとは?

そんなに宅建、宅建言ってるけど取得するメリットはあるの?そう思う人も少なくはないでしょう。

メリット1

不動産業・金融業・市役所公務員(建築課)の就職、転職の際有利になること。

特に、不動産業ですね。宅建士の特徴として一番大きいのは、宅地建物取引業者(以下、不動産屋さん)を営む中で、宅建業者に従事する者の5人に1人は宅建士でならなければならない。という、規定がある。

5人に1人を満たさない場合、宅建業違反として最悪、営業停止になってしまう場合があるため宅建士の資格を持っている人はとても重宝されるのである。もちろん、5人中5人宅建士であってもいいわけなので全員必須と言ってもいいですね。

金融業でも、不動産取引の際お金のあっせんをします。さらには、銀行からお金を借りるにあたって、土地や建物を担保に借りると思うが、もしも返せなくなった場合競売と言い、不動産の取引をする。そのため、不動産の知識は大事になってくるだろう。

メリット2

職に困らない、独立開業、キャリアアップが望める

宅建士は、とても重宝される資格なので、もしも違う業界で就職して失敗したとしても宅建士を持っているだけでどこかの不動産屋さんが拾ってくれるだろう。

さらに、宅建士を持っていれば一人で仕事をすることが出来るようになるので会社を興して独立開業をすることだってできる。そのためには、経験を積むことや金銭面での助けが必要になってくるだろうが計画的に進めることによりできるだろう。

キャリアアップについて。不動産会社によっては、宅建士を持っていないと一定の役職以上に上がれないといった規定も実際に存在する。例えば、誰でも経験を積めば主任までは上がれるが係長や店長にキャリアアップすることはできません。逆に、みんな宅建持っていないけれど新卒の子が宅建持っていれば来年から店長に昇格ということもあり得ることになる。

そのくらい、宅建は大切な資格という位置づけになる。

メリット3

会社により資格手当が付く

就職した会社によるが、不動産会社の大半が宅建資格手当を導入している。

金額によると数千円~数万円にも及ぶが、月2万円の手当が付くだけでも年間24万円アップということなので相当な金額になるであろう。

不動産業界は歩合のお給料が多いため、資格手当プラス仕事で成果を上げれば月のお給料が100万円ということも珍しくない業界なのも嬉しい点なのではないか。

宅建試験の概要

これまで、宅建士を取得するとどんなに良いことがあるか解説してきたが、これを読んでしまったあなたは宅建試験を受けたくなったと思うので試験の概要をまとめておきました。

2021年、今年度の受験申込は残念ながら終わってしまいましたが、毎年試験は行われていますので是非挑戦してみてください!

受験費用

7,000円

試験日

毎年10月の第3日曜日(※コロナウイルスの影響で12月もあり)

申し込みのスケジュール

6月 試験開催の告知

7月 申し込み開始 一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 | 宅建試験のスケジュール (retio.or.jp)

8月 試験会場の通知

10月 試験本番!

12月 試験本番!(新型コロナウイルスより2回に分けて、指定された場合)

合格通知

12月の上旬

令和3年度の合否は、令和3年12月1日に一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 | 宅建試験のスケジュール (retio.or.jp)こちらのホームページで発表されます。

ただし、12月の試験の場合は2月9日に発表になるのでご注意ください。

最後に

宅建試験について、解説してきましたがどうでしたか?宅建士欲しくなりましたか?

しっかりと、ポイントを押さえて勉強をすれば必ず受かる資格になります。一度受けて落ちてしまったからと言ってすぐに諦めるのはもったいないです。

宅建士を取得すれば、一生安泰。とも思えるほどいい資格になります。

これから次の試験に向けて、勉強の実践編ということで解説をしていきますのでそちらの方もぜひチェックしてください!

何事も挑戦することは大切です!挑戦している人の目はキラキラしています。夢のある人もキラキラしています。皆様もぜひ、大きな夢をもって、大きな挑戦をして考えるだけではなく是非行動に移してみてください!

今の見えている景色から、違う景色が見えるかもしれませんね!

ここまで読んでくださりありがとうございました。

また、次の記事でお会いしましょう◎

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